オーストラリアは、世界で最も生産性に優れた牛肉・羊肉の生産国の1つであり、牛肉は世界第3位、マトン肉は世界第1位、ラム肉は世界第2位の輸出国です。
※本予測は、昨今の国際的な経済不安や為替の急激な変動に加え、気象変動などの予測が非常に困難な要素が多いため、いくつかの最も可能性が高いと思われる推測・仮定(予測ではなく)に基づいています。
2014年の産業予測
2013年度は牛肉生産量、輸出ともに過去最高を記録する年となりました。豪州国内の生産環境は、降雨量は少なく干ばつ傾向が予想されますが、2014年も引き続き、牛総飼養頭数、と畜頭数、牛肉生産量、輸出量ともに高い水準で推移すると予測しています。
2014年の供給
- 総飼養頭数は2.6%減の2,825万頭
- と畜頭数は1978年以来の高水準、前年比14%増の830万頭
- 牛肉生産量は過去最高を記録、10%増の236 万トン(枝肉重量ベース)
- 牛生体輸出は2010年以来の80万頭超え
- 牛肉輸出量は2012年の記録を14%更新、110万トン(船積重量ベース)
2013年の実績
- 総飼養頭数は前年比2.7減の2,750万頭
- と畜頭数は9%減の760万頭、例年以上に高い水準で推移
- 牛肉生産量は8%減の217万トン、非常に高い水準で推移
2014年の需要
牛肉輸出量は102万トン、2013年に続く記録的輸出量。対日輸出量は、7%減の27万トン、2014年も日本は豪州食肉業界にとって最大・最重要市場と予測。中国やインドネシアなどの新興国への輸出が堅調な中、対韓17%減の12万トン、対米1%減の21万トンを予測。
※1月に発表された2014年産業予測詳細(英文)はMeat & LivestockAustraliaのホームページをご参照ください。