令和3年(2021年)が始まりました。今年は良い年となるように願っています。
お正月といえば、おせち料理です。おせち料理にはいろいろなメニューがありますが、それぞれに意味があります。例えば、黒豆は、マメに勤勉に働けるようにとの願いが込められています。数の子は、卵の数が多いことから子孫繁栄を願う縁起物とされています。海老は腰が曲がるくらいに長生きできますようにという意味が込められています。
ところで、あらためておせち料理を眺めてみると肉類はほとんどありませんね。というわけで、今年は牛赤身肉を加えてみるのはいかがでしょうか。
意味はサルコペニアやフレイルの予防ということで、いつまでも健康で長生きできますように、などいかがでしょうか。オージー・ビーフのたんぱく質、そのアミノ酸組成は非常に良好です。また日本人に不足しがちな鉄分や亜鉛も多く含んでいます。今年の正月はおせちもいいけど、牛赤身肉も登場させてみましょう。
女子栄養大学・栄養生理学教授
上西一弘氏
【お勧めレシピ】
牛肉の昆布巻き入り炊き合わせ
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