お肉は、鮮やかでつやがあり、みずみずしく見えるものを買いましょう。脂肪がついている時は、クリーム色か白色のものが新鮮です。パック内にドリップ(肉汁)がたまっているものは、鮮度が落ちているので避けましょう。
冷蔵庫に入れるまでの時間を少しでも短くするため、生鮮食品の売り場は、買物のいちばん最後にしましょう。買ったお肉はビニール袋で二重に包んで、熱いものと一緒にしないように持ち帰ります。寄り道はせずに、すぐ家路につきましょう。
2、3日で食べるのなら、冷蔵庫へ入れましょう。入れる時はお肉から出てきたドリップ(肉汁)に浸らないように注意が必要です。ステンレスやプラスチックの皿に網を敷き、その上に置きましょう。その際、2〜3枚以上は重ねないように注意。
ラップはせず、アルミホイルでゆるめにカバーします。こうすると、冷気がお肉のまわりをほどよく循環してくれます。お肉は冷蔵庫のもっとも温度の低いところで静かに保存。冷蔵庫にものを詰め込みすぎないようにするのも大切です。
乾燥や酸化を防ぐため、お肉はしっかり密封して空気に触れさせないようにすることが大事。1枚ずつ別々にラップに包んでフリージング用のビニール袋に入れ、できるだけ空気を抜きます。冷凍庫の温度はマイナス15℃以下にキープ。
解凍のコツは、出た水分は拭き取ることと、再冷凍は避けること。食べる分だけ解凍して、いったん解凍して余ったお肉は、面倒でも調理してから冷凍しましょう。スライスされたお肉はブロック肉より保存が利かないので、早めに調理しましょう。
焼き肉、すき焼きやしゃぶしゃぶなど、薄切りで使う料理に合います。風味が非常に強く、人気があります。
柔らかく風味豊か。ローストビーフ、厚切りステーキ、薄切りのすき焼きなどにすると、最高の味が楽しめます。
きめが細かく、最も柔らかい部位。脂肪が少ないのでダイエット中にも。火を通し過ぎないように注意して、ステーキやビーフカツなどに。
柔らかくて香り、風味ともに最上の部位。牛肉の美味しさを味わう厚めのステーキなどに特にオススメです。
きめ細かく、柔らかい赤身の部位。ステーキやローストビーフ、すき焼きなどに。牛刺しやタルタルステーキなどの生食にも合います。
脂肪の少ない赤身の部位。ステーキ、ローストビーフ、焼き肉、炒めもの、たたきなど幅広い料理に適しています。
赤身の部位。内ももに比べるとややかため。角切りにしてシチューやカレーなどの煮込み料理に。ひき肉として使われることも多いです。
肉質は内ももとほぼ同じ。ともにたんぱく質や鉄を特に多く含む部位です。
脂肪層を持ち、ややかため。スライスしてすき焼きや牛丼などに。また、シチューなどの煮込み料理や、ひき肉、焼き肉のカルビにも。
肉質はかたばらとほぼ同じ。ともにビタミンやミネラルを多く含みます。特にビタミンAの含有が多いです。
かたの一部です。赤身でかためなので、煮込み料理やスープなどに適しています。ひき肉にも使われます。
赤身の部位。スライスしてすき焼きやしゃぶしゃぶに。かたまりならカレーやシチュー、スープなどの煮込み料理に。